施工名 | 畳敷きのロフト付き・小さくてもひろびろな平屋。 |
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公開日 | |
場所 | 香川県高松市 |
物件概要
場所 | 香川県高松市 |
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用途 | 一戸建て住宅 |
構造・規模 | 木造平屋建て |
延床面積 | 95.23(28.80坪) |
三方道路に面した開放的な平屋建て
端正なファサードの平屋は、芝生に囲まれ自然と融合した住まい。三方道路の立地を生かしたオープンな外構デザインが特徴です。南側リビングの大開口のサッシが開放感のある空間を作り出しながら、張り出した軒は夏場の強い日差しを遮ります。屋根にある開口するトップライトからは十分な採光と通風をうながし、パッシブデザインの手法を取り入れています。
コンパクトな間取り
キッチンのすぐ横にダイニングがあり、料理の配膳や片付けなども最短距離で済む家事動線になっています。ダイニングスペースの奥には可動棚を設置。ディスプレイスペースとしてはもちろん、電話配線を引いているので棚を動かしてPCスペースとして活用することもできます。
キッチンとダイニングの向かいにリビングを配し、リビングからダイレクトに各個室へアクセスできる動線にすることで廊下など無駄な空間を省き、30坪を下回るコンパクトな間取りが可能になります。コンパクトながら、狭さを感じないのは平屋建ての勾配屋根を活かして室内も勾配天井としているところがポイント。
キッチンの天井高さを抑えることで小屋裏空間を広めにとり、キッチンの上は第二のリビングとして活用できる広さをも確保しています。また小屋裏空間はオープンで、透明なガラスの手すりを設置し、LDKと一体化することで狭さを感じない工夫が施されています。
低めの天井高さを逆手にとって、ダイニング・キッチン部の天井は木目とし落ち着きのある空間に。キッチンの奥はパントリー、洗面室、寝室へとつながっています。LDKを中心に玄関、寝室、水回り空間、パントリーをぐるぐる回遊できる間取りになっているため、家族それぞれにとって、時間帯や目的によって、適切な動線を通ることができるように配慮しています。
料理をしながら、ダイニングスペースで勉強する子供たちの様子やリビングスペースで遊ぶ子供たちの様子などを確認することもできます。油はねしやすいIHコンロの前はキッチンパネルを貼った壁にしてお掃除を容易に、また汚れやすく散らかりやすい手元を壁で隠せるので一石二鳥です。
LDKが間取りの真ん中にあり、寝室、子ども室、水回り空間を周りに配置しているので、自然にリビングへ家族が集まるようになります。子ども室は玄関を入ってLDKを通らないと行けない間取りは、親子のコミュニケーションにとても重要です。ただし、LDKから各個室への出入り口が直接見えないように少しだけ奥まってドアを配置することでプライバシーにも配慮しています。
小屋裏ロフトを第二のリビングに。
平屋建ての小屋裏の活用法は様々です。収納にしたり、吹抜にしたり、ロフトにしたり。この住宅はLDKと一体化したロフトとし、畳を敷くことで第二のリビングとして活用できる空間に。ロフトは必然的に天井の高さが低くなるので、畳スペースとして活用することで床座になりおのずと視線が低くなるので天井の圧迫感を回避しています。そして、トップライトをとることで、採光と通風をうながし、手すりも透明パネルにすることで視覚的にも閉塞感がないようにしています。
勾配天井のペンションライクな寝室
平屋建ての勾配屋根を活かして、寝室も勾配天井とし広々とした空間に。ベッドに横になると目に入るのは天井。木目の天井はリラックス効果が増します。天井が高くてもベッドのヘッドボード側にはブラケット照明やスタンドライトなど、低めの光源を持ってくるのが、落ち着きを確保するポイントです。
キッチンと隣接するパントリー
キッチンの真裏にパントリーがあります。洗面室とも隣接するので、食品だけでなく日用品なども多目的に収納できます。キッチンからパントリーへの動線には通常出入口は不便なものとなるのでドアを設けずオープンに。その際ごちゃごちゃした収納物がLDKから見えないように向きを配慮しているのもポイントです。滞在時間の短いパントリーなどの収納スペースには、いつもより派手でオシャレなお気に入りのアクセントクロスを貼ると、収納するのが楽しくなりますね。