窓ガラスの熱割れ!?って何という事からご説明します。今の住宅に設置している窓ガラスが突然割れるなんておかしい、初期不良じゃない?と誰もが思かと。しかし、ちょうどこの時期の冬の晴れた日で外気温が低く、方位は東・南面の窓が、ある日突然割れるという現象が実際に起こるのです。
簡単に説明しますと、太陽によってガラス面の温度が吸熱し高温となります。一方でサッシ枠に隠れている部分は温度が上がらず低温のままです。同一のガラス面での温度差が生じた場合に熱割れを起こさせるようです。
防止策としては、
①雨戸、シャッターを閉める
②シャッター等がない場合厚手のカーテン等は開けておく
③窓の至近距離に物は置かないようにする。
④布団等を窓に立てかけたり近距離に干さない。
これはガラスの放熱を遮らない為の防止策です。
もしご自宅のガラスが熱割れしてしまったら、すぐに修理・交換を依頼してください。ガラスの熱割れに限らず、ガラスの割れというものはメーカーの保証の対象外になります。しかしガラスの熱割れには火災保険が適用できる可能性があります。火災保険の『不足かつ突発的な事故』という補償内容が考え方の基本となっており、適用されるケースがあります。ただし加入している火災保険の補償内容がガラスの熱割れに適用されない場合であったり、工事費用が免責金額(事故が起きた際にお客様が自己負担しなければいけない金額)を下回る場合には保険金支払われませんので、契約内容をご確認して頂くようになります。この時期に多く起こりやすく、また今年は熱割れが多く発生していますので、ご紹介させて頂きました。
不動産流通課 中村