家族の生活スタイルに合わせて、収納は、十人十色であり生活に重要な収納スペースをしっかり考える必要があります。マイホームをお考えの方はぜひ設計段階で「収納計画」を考えてください。大切なのは、何をどのように収納するのか、面積は、どれくらい必要なのか？棚を付けるのか？その棚の高さはどれくらい？など検討することがたくさんあります。出し入れのしやすさや使いやすさも考えることが大切です。家族のライフスタイルやお子様の成長に合わせてその人その人に必要な収納づくりを提案いたします。
★家事動線や家族の生活スタイルにマッチした収納設計を
どこでも、あいているところに収納スペースを設ける方法はかえって使い勝手が良くない間取りかもしれません。収納スペースを動作の延長上に配置することによって使い勝手が良く、ストレスなく生活をすることができます。また、ご家族の趣味や子供の成長に合わせて、家族みんなの生活スタイルに合わせてすっきりと片づけやすい暮らしづくりをするにも間取りの位置や収納は重要なポイントです。
★インテリアを活かした「見せる収納」と「隠す収納」工夫次第でスッキリとした収納を
収納スペースもインテリアデザインの空間の一部として考え、家族みんながよく利用するものは、見せる収納を活かし家族がよく目にできる場所に調和するように配置します。機能性とインテリア性を両立融合したスタイリッシュでかっこいい収納を空間が実現できます。また、使う頻度が高いが邪魔になる大きなものたとえば掃除機などは、階段下の空間を利用して隠す収納をご提案します。家族みんなの生活スタイルや機能性を重視してご提案いたします。
玄関収納
玄関は来客のおもてなしや外出先から帰ってきた家族が通る場所である。外出時に利用するシューズクローク、雨具や傘、屋外の玩具、冬アウター、アウトドアグッズ、ベビーカー、などを収納するクローゼットなど家族みんなが頻繁に外に持ち出すものは玄関の近くに収納し、便利に利用したいですね。室内が汚れる心配もありません。家族が生活しやすい玄関収納を提案します。
リビング収納
リビングでは、家族みんなが集まる場所。お子様の遊ぶ玩具や家族みんなが利用する日用品など、散乱しがちです。少しの工夫次第でスッーと片づけられるように階段下収納などを有効活用することもひとつのアイディアです。日常よく使うものは、すぐ手にできやすい場所に収納し、室内での生活動作に合わせて収納をつくると、ストレスを感じず、自然と家族みんなが片付ける習慣が身につきます。
キッチン収納
キッチンスペースは、実際に使用する家族のニーズ合わせて、収納やシステムキッチンの高さやキッチンスペースで何が必要で何が不要なのか生活の特徴により配置を決定します。家族で相談し、収納スペースの確保をする必要があります。家事動線など行動範囲を考えながら、人と人とのすれ違う際にストレスなく生活できることも視野に入れる必要です。床下収納を設計して、冷蔵庫や食器棚を配置し、扉が開かなくなったケースもあります。パントリーを設計し換気が悪く利用できないやキッチンの動線から外れ使い勝手が悪いケースもあります。キッチンのレイアウトや設備の内容を決定し配置しますが、収納のことや家族の使い勝手に合わせて、家族みんなの意見を十分に取り入れて考えましょう。
子ども部屋や寝室収納
棚のある収納や季節に合わせた衣類の出し入れがしやすいウォークインクローゼット、お子様の成長によって使わなくなったものなどを収納するスペースやおもちゃ、広いからといっていろいろと詰め過ぎることもあるでしょう。毎日、朝晩の着替えはストレスなく出し入れしたいですね。各部屋に個々にクローゼットを配置することやウォークインクローゼット、ウォークスルークローゼットなど家族で相談し収納を考えましょう。
洗面台収納
共働きで洗濯物を片づける時間がなかったり、お子様の成長によって学校生活がはじまり部活や習い事でいろいろな生活用品や衣類、物が溢れて、収納しきれないなど・・・悩みが尽きなくなります。そのようなことを予想して後で後悔しないようにランドリースペースへも収納があると便利です。いろいろなことを想定して設計士が細心の注意を払いランドリースペースや洗面台周辺のスペースの有効活用を提案します。
ロフト収納
ロフトは、屋根裏部分を有効利用することです。ロフトは、収納や書斎、寝室として利用することもありますが、利用頻度の少ないものや季節ものの例えば暖房器具を収納する場所として有効活用できます。部屋をすっきりとするためにも収納スペース確保のために考えることも一つのアイディアです。
家族みんなの生活習慣から間取りや収納スペースも考えよう。
収納は、大きさばかり重視するのではなく、生活習慣や使用するモノと場所も検討しながら、幅や奥行、位置を設計する必要があります。
効果的に物の出し入れができるように、家族ひとりひとりが片付けしやすいようにしましょう。その場合は、片づけやすいように、
・片付けが簡単な形をそろえる。
・家族がみんなが使いやすいように定位置を決める。
・集中管理し、一箇所にまとめて収納する。
シンプルな暮らしは、部屋を掃除しやすい空間を作りです。そうすると、掃除の手間を省くことに繋がります。道具やものを取捨選択し、必要なもの必要でないものなど、少なくするなどし、空間をうまくつくりましょう。時間の余裕も作るためにも、マイホームを考えるときに一緒に収納スペースを考えましょう。