憧れのマイホームを建てるなら、家族がゆったりと過ごせることが一番ですよね。
では、ゆったりと過ごせる条件ってなんでしょう?落ち着いた雰囲気、明るい空間、天井の高さ・・・さまざまなことが思い浮かぶかもしれませんが、ひと言で言い表すとしたら「開放感」という言葉に繋がるのではないでしょうか。いつも清々しい気分で、快適な毎日を過ごすことができる。そんなマイホームの条件とも言える「開放感」のポイントを今回は4つに分けてご紹介します。
間仕切りを少なくすることが開放的な家にするポイント
開放感を最も感じられる条件といえば「広いこと」。だから、部屋を広くすれば当然、開放的な家になります。とは言え、確保できる広さは限られていますので「とりあえず部屋を広くして開放感を出そう」と、簡単にはいかないのが現実。そこで、必要なスペースを確保しつつ開放感を与える方法として考えられるのが、間仕切りを取り払ってしまうことです。
すべての部屋に開放感を持たせることは難しいかもしれませんので、多くの場合はリビングをどうやって開放的にするかがポイントとなります。「リビングダイニングキッチン(LDK)をそれぞれ別々にするよりも、すべて繋げてしまった方が広くなる」というのはよく取り入れられる方法です。キッチンとリビングを繋げ、アイランドキッチンやカウンターキッチンにすれば、リビングでくつろいでいる家族のようすを見ながら料理ができるというメリットもあります。
さらに、廊下や階段などの配置を工夫し、空間を遮る壁を取ってしまうことで、広々とした空間にすることができます。間取りを考える時には、部屋を壁で仕切るのか、それとも繋げることで開放的にするのか、それぞれの用途や暮らしのイメージに合わせて調整していきましょう。
引き戸を活用して開放感とプライバシー空間を両立させる
通常、部屋と部屋は壁で仕切られ、ドアを用いて行き来することが多いですが、開放感を出すために壁を取り払い、間仕切りをなくすという方法を先ほどご紹介しました。
ただ、この方法を使うと常に部屋が繋がっている状態となってしまいます。そこで考えられたのが、リビングと隣の部屋との仕切りを引き戸にする方法。引き戸に戸袋を設けることで、開け放てばひとつの部屋のようになるため、広々とした空間にすることができます。さらに、この方法なら引き戸を閉めておけば部屋を仕切ることができるため、プライバシー空間を作ることができます。開け放つことによって大広間にするのか、閉めておいてプライバシー空間を作るのか、シーンに合わせた活用が可能になるのでとっても便利。
さらに、開ける幅を自由に調整できるという点も、引き戸の魅力のひとつ。閉める幅を変えることによって両方の部屋に通る光や風の量を調節できるというメリットがあります。
来客用にリビングに和室を隣接させ、引き戸を使って仕切る方法がよく用いられるほか、リビングの一角にたたみの小上がりなどを作り、引き戸で仕切れるようにしておくといった手法もよく用いられます。
吹き抜けで「高さ」を使って開放感を出す
部屋の広さを確保したり、間仕切りを工夫して開放感を出すのが難しい場合に用いられる方法としておすすめなのは「高さ」を出すこと。吹き抜けを使えば天井の高さが二階部分と同じになり、開放感がまったく違うため、条件によって思うように広さが確保できない場合は、吹き抜けを使って開放的にするのもおすすめです。
高い場所に窓を設置して陽光を取り入れることで採光も十分にとることができますし、階段をリビングに設置したり、二階の部屋部分にリビングに繋がる窓を作ったりすることで、コミュニケーションもとりやすくなります。
窓を大きくとることで開放的な空間を作る
美しい街並みや穏やかな海のようなロケーションが窓の外に広がっていれば開放感がある家になることは当然ですが、なかなかそんな場所ばかりではありませんよね。ただ、窓を大きくし、外の景色が見えるスペースをより広く確保するだけでも、開放的な家になります。
さらに、折りたたみ窓や戸袋を使った窓にすることで、気候の良い時は窓を開け放ってより開放感を出すことが可能になります。ウッドデッキやテラスも併用して、一家団欒のひとときを季節に合わせて楽しめば、憧れのマイホームがより素敵な思い出の場所となるはずです。
開放感のある家の施工事例
いかがでしたか?マイホームを考える中でさまざまな優先順位があるため、開放感のある家がすべてではありませんが、ゆったりとくつろげるスペースが確保されていることはきっと、今後の生活を豊かにしてくれるはずです。「開放感」ひとつ取ってみても、実際にマイホームを考えている方々はさまざまなことを考えています。マキノの家で実際に建てられた「開放感のある家」の施工事例を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。